エンジニアとして仕事をする場合に必ず必要となるのは、開発言語に関するスキルです。これについては、ERP開発においても変わりません。ERPというのは、近年では基幹系情報システムを表す言葉で、その開発で用いられるプログラミング言語は主にC言語やJavaなどです。

C言語やJavaは、高い汎用性を有していることが特徴です。企業のニーズに応じて、さまざまなシステムや機能を盛り込む必要があるERP開発では、非常に使い勝手がいいプログラミング言語といえます。一方、汎用性が高い分、プログラムが複雑になりやすく、開発費が高額になる傾向がある点に注意しなければいけません。高度なERPを必要とする、大企業向けの言語であるともいえるでしょう。

ERP開発では、そのほかにもPHPやPerlといったプログラミング言語が用いられるケースもあります。PHPやPerlは、C言語やJavaなどとは異なり、開発コストを安く抑えられる特徴を持っています。もっとも、その反面大規模な開発には向かないので、本格的な基幹系情報システムを導入したい場合には、C言語やJavaを用いてシステム構築を行ったほうがいいでしょう。

以上に挙げたもの以外にも、ERP開発に用いられるプログラミング言語にはさまざまなものがあります。1つのプログラミング言語だけしか使えないと仕事の幅が狭くなるため、ERPエンジニアとして活躍したいのであれば、なるべく多くのプログラミング言語を使いこなせるように研鑽に励むのがおすすめです。